2014年5月6日火曜日

Ready FIGHT!!










人は、自分に危害が及んで初めて己の罪を知る。
殴られた痛さは、殴られた者にしか分からないものだ。


4月某日、某エビス西。
僕は過去に遠く及ばない今の自分を鍛える為、サーキットに我が相方であるS2000
を持ち込み練習するつもりだった。

練習とは、常に結果を出す為に行うものだ。
故に見せる為にあらず、只管修練する為に誰にも予定日を告げずひっそりこっそり訪れたのだ。

・・・ところがどうだ。
行ってみれば我がライバルの一人でもあり元オーナーのM兄弟が居るではないか。

何故貴様等がここにいるのか。

僕は何度も問うてみたが、彼等は涼しい顔で”走る為である”と宣いやがる。
偶然なのか我が凋落ぶりを見にきたのか、真意はどうあれまさに鬼のような兄弟である。

因にm(弟)はインプレッサ、M(兄)は超7である。

僕はシビック時代、このM兄弟と常に競い合っていたが、マシンスペックの差もあって
基本フルボッコにしてきた過去がある。

”高速牽引”とも揶揄された、ヘッドライトがバックミラーに映らないくらい
煽り倒しては精神的苦痛を与えては悦に入る、言ってみれば”大人の遊び”だ。

所が今回、立場が全く逆転してしまった。

弟には常に煽られ続け、兄には貸した僕のSでベストラップを叩き出されるという
屈辱を味わったのだ。

因に兄は7で、”全然踏んでねえよ”と言いながら僕のシビック時代のベストラップと
そう変わらないタイムを出してくれやがった。
彼はきっと試験前に”全然勉強してねえよ”とか言っちゃうタイプだったに違いない。

全く持って酷い兄弟だ。
その内隙を見て彼等兄弟の車のタイヤの空気圧をこっそり4とかにしてやろうと思っている。

しかしながら僕はこれで漸く自分の所業に気付く事が出来た。
この事については彼等兄弟に感謝せねばなるまい。

それと、やはり車は誰かと走ると格段に面白い。
ただ、熱くなると走行ラインが途端にFFに戻ってしまうのは良くない。
常にクレバーでクールでなくてはならん。

また、変更してもらったアライメントの所為かトラクションの掛かりが格段に良くなった。
これを活かすには進入速度を上げ、もっと突っ込む必要がある。
その上で早めに向きを変えアクセルを踏む事で旋回速度を上げなくては。

アクセル開度を高く保ちゼロカウンターでクリアできれば最高だ。
この辺はM(兄)とも意見が一致してるので方向性は間違ってなかろう。

ただ、今回の最大の収穫は”S2000の楽しさ”が分かり始めた事だ。
アクセルで曲げる、コントロールする楽しさ。
決して横向けて遊ぶ車ではないだろうが、旋回する事前に進ませる事の楽しさが
この車にはある。

本当の意味では、僕はまだ分かっていないだろうが、それでもS2000は楽しいと
言えるくらいには踏んで遊ぶ事が出来た。

そして前述した誰かと競う楽しさ。

これだよ、これ。

まだ、今の段階では争うまでには至って無いが、その内ギャフンと言わせてくれる。
まずは足回りのOH。
特に顕著だったのが裏の高速シケインだが、縁石に乗るとぽよぽよといつまでも
収束しないのでは困る。

それとブレーキ。
今回は一周約2kmのエビス西を約8〜90周(クーリングラップ含む)刻んだが
まあなんとか持った。
が、次回で恐らくはダメになる。
やはり根本的に容量が足りないのか、これは運用の仕方も含めてまた何か考えねばなるまい。

一時はどうなる事かと思った今回のエビス。
だが、諸々環境やその事前段階も含めてやはり車も楽しい。

・・・ま、今回顎が外れるくらい悔しかったがねw。

サーキットを走れば途端にお金がかかるのも事実だが、自分でレギュレーションを
決めてその範囲で楽しめば良いのだ。


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